こんにちは、営業の田中です。
『チーク 7mカウンター加工、着工』続編です。
厚120mmの板を仕上がり90mmでのご依頼です。
長さ7mありますのでワイドサンダー加工も容易ではありません。
まずは板の反りなどを正すために製材機にセットし厚みを100mmまで落としました。
工期の遅れとカウンターの仕様が決まるまで時間が2ヶ月空きましたが、厚み製材後に板の反りなどの狂いは全くありません。
計画当初は片耳付きで幅600mmの予定でしたが、両耳なしで幅650mmに変更。
そして木裏の木端側には大きなキズがあったので、仕上がりが50mm広くなったためにこのキズが消えるような製材や加工をする必要があり難易度がさらに上がります。
7m以上の貴重なチークで交換取り換えが不可能なカウンター材。
お客さまの依頼サイズに製材する事も大事ですが、カッコよく仕上がるよう板の中央に板目柄が出る事を想像しながら製材責任者と一緒に作業を開始。
地元大川市の協力会社2社に依頼し、90mmで両面サンダー仕上げと木端面は家具職人さんに出張してもらい手作業で研磨作業していただきました。
加工後はキズが入らないように厳重梱包をし、鹿児島まで陸送で、鹿児島港から船に乗り沖縄の那覇港まで運ばれました。
塗装などの最終仕上げは沖縄のお客様で施され、ホテル内バーカウンターにお使いいただきます。
すぐに行ける場所ではありませんが、機会があれば豪華なバーカウンターに生まれ変わったこのチークに会いに行きたいです。