営業の田中です。
仕入先より「日本に来て20年以上のマホガニーがありますけどいかがですか?」
と案内を受けました。
聞くところによると中米産とのことでグアテマラやベリーズの可能性が高いとのこと。
これまで弊社でもホンジュラスマホガニーは扱ってきましたが、その大半はペルー産の原木で、ヨーロッパで白太を落として製材され日本に入ったものでした。
今回情報をもらったマホガニーの写真を見たところ、樹皮が残っています。
こんな状態の中南米産マホガニーを見たのは初めてでしたので正直
「本当にホンジュラスマホガニー?」
と疑いながらも、試しに一番小さいサイズの厚260mm×4mの物を購入。
ギターのボディ用には幅350mm以上のものが好まれますが、今回の素材では幅が足りません。
なのでブックマッチで幅400mm以上になるように厚み50mmで製材してみました。
製材した結果、私の疑いは見事には晴れました。
アフリカンマホガニーよりも色はオレンジが強く、木目や色をみると中米のマホガニーで間違いないでしょう。
しかもとても軽い素材です。
上質な2ピースボディ材を製材する事が出来ました。
(残念ながら数十年まえに入荷したであろうマホガニーですのでCITESはなく、輸出用にはご使用いただけないでしょう。)