今年4月に買い付けしたアメリカンブラックウォルナットの原木を製材しました。直径は1m越えで、元口は1m60cm強ありました。(写真1 メジャーの長さが1m)
長さは6m60cmで根元より4mの所までは外面に節は出ていない、伸びがよい大木でした。(写真2)
ウォールナットの直径は通常30cm前後がほとんどなのですが、一枚板テーブル天板用には1mくらいの材が求められます。しかしながら、ウォールナットの大径木には約50%の確率で釘が埋められています。理由は諸説あるのですが、フェンスの支柱代わりに使われていた時の残骸というのが一般的です。釘は製材中鋸を傷め、非常に危険です。釘の所は鉄分のため黒ずんでいます。(写真3)
今回のメインは、なんと厚み20cm、幅106cm、長さ6m60cmの大盤です。(写真4) 製材前は8cmくらいの厚みにする予定でしたが、この木の特長を最大限に活かすにはどうしたらよいか考え、木目、傷の程度を考慮して製材途中で判断しました。結果は☆☆☆ 星3つでした。色、木目も申し分のない大盤が製材できました。(写真5)
正直今回は初めにどこから鋸を入れるのかかなり悩みました。丸太を台車にセットし考え直して90度回してみたり、また戻してみたり。なにせ超高級車が買える価格です、シビれました。