ペンシルシダー、ターミナリア、カイエアの南洋材丸太が8月終わり頃に入荷しました。
その中より長さ14mもあるペンシルシダー丸太をさっそく製材しました。
ペンシルシダー製材
今回製材したペンシルシダーは丸太の長さが14m・直径69cmのとても長い丸太です。
玉切り(長さカット)を行い4.3m・5.0m・5.1mの3つに分けて、主に建具に使用するために製材を行いました。
長い材だったため、製材中の取り扱いが大変そうでした。
ペンシルシダーとは
東南アジアから太平洋地域にかけて分布し、約115種もの種類があるそうです。アカテツ科パラキウム属の木の総称で、フィリピンではナトー、マレーシアではニアトー、パプアニューギニアではペンシルシダー又はパラキウムと呼ばれているそうです。
ニューギニア・東南アジア一帯・フィージー・ソロモン諸島等、広い地域に分布していることもあり、ペンシルシダーの中でもかなり個体差があるようです。種類の違い、生育地の違い等により、軽軟なものから重硬なもの、色調の濃いものから淡いものなど性質に差があります。
個体差のあるペンシルシダーですが、全体的にクセがなく、加工がしやすいという材の特徴を持っています。耐久性はあまりありませんが、家具材としては日本のマカバに似た材としてサクラの代わりに用いられることもあるようです。また、サクラとピンク色が似ていることから洋桜・南洋桜とも呼ばれているそうです。
NO.799-1/3.2/3
厚み 34mm
幅 110~350mm
長さ 5.0~5.1m
NO.799-3/3
厚み 34mm
幅 110~250mm
長さ 4.3m
ペンシルシダーと一緒に入荷した、ターミナリア・カイエアの製材にはまだ立ち会ったことがないため、 どんな製材品になるのか気になるところです。
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