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飲食店無垢カウンター用木材の選び方

飲食店のカウンターは、お店の看板、顔といっても過言ではありません。
また、お客様の目を惹き、直接手が触れる部分であり、店舗の雰囲気や品格に大きな影響を与えます。
これらの要因から木材選びがいかに重要かということがわかります。
本記事では、飲食店の設計・デザインに携わる皆様に、飲食店カウンターの木材選びに役立つ情報をお届けします。


目次


  1. 飲食店カウンターの木材選びのポイント
  2. 飲食店カウンターに適した木材の種類
  3. 木材の加工と仕上げ方法
  4. 導入事例
  5. 木材選びを成功させるために


① 飲食店無垢カウンター用木材選びのポイント


飲食店のカウンターに適した木材を選ぶ際には、以下のポイントを押さえることが重要です。


<デザイン性>
店舗のコンセプトに合った色や木目の種類を選ぶことで、統一感のある空間を演出できます。
温かみのある色合いやユニークな木目が、店舗の個性を強調し、ブランドイメージの向上にも貢献します。


<耐久性>
飲食店と一言で言っても、色々なジャンルや特徴があります。
・寿司屋:塗装をせず、無塗装で使用されることが多い(ヒノキイチョウスプルース等)
・和食店:和食器を使用する、醤油がこぼれる(スギヒノキケヤキイチョウクス等)
・洋食店:熱い鉄板を使用する、ソースがはねる(サペリマホガニーチェリーモンキーポッド等)
・BAR:グラスの結露を伴う(ウォールナットアサメラブビンガパオローズ等)


<コストパフォーマンス>
予算に応じて、適切な木材を選定することが最も重要です。
例えば、ダメージ(節、割れ、虫食い)が少ない木材は高価ですが、塗装前の補修が少ないため、加工や塗装費用を抑えることに繋がります。
節や割れがある木材を使用する場合は、コンセプトに合わせて選ぶ必要があります。
木材代は安く抑えられますが、加工費が少し高くなります。



② 飲食店カウンターに適した木材の種類


飲食店カウンターに適した木材には以下のようなものがあります。


●檜(ヒノキ):寿司屋、和食店
抗菌作用があり、清潔感のある店舗に適しています。
無塗装の場合はヒノキ特有の香りが店内の雰囲気を引き立て、リラックス効果も期待できます


●銀杏(イチョウ):寿司店、和食店
適度な柔らかさが心地よく、滑らかな手触りが魅力です。
温かみと高級感を演出します。


●欅(ケヤキ):和食店
耐水性に優れ、重厚感のある和の雰囲気を演出します。
ケヤキは独特な木目が魅力です。耐湿性も高いため、水回り環境にも適しています。


●サペリ:洋食店
上品な赤みと美しい光沢が魅力的な木材です。耐久性にも優れ、使い込むほどに味わいが増します。華やかな雰囲気のカウンターを演出します。


●アサメラ:BAR、洋食店
美しい木目と耐久性があり、カウンターに高級感と温もりをもたらします。
経年変化で深みを増す色合いは、お客様に特別な時間を提供します。


●ウォールナット:BAR、洋食店
個性的な木目と深みのある色合いが特徴で、特別感のある空間にマッチします。
シックな雰囲気を演出するのに最適な木材です。



③ 木材の加工と仕上げ方法


<塗装仕上げ>
耐水性や耐久性を高めるためにウレタン塗装やオイル仕上げを選びましょう。
ウレタン塗装は、傷や汚れに強いですが、和食器を扱う場合は食器を引きずる際の擦り傷には注意が必要です。ランチョンマット等の対策が必要です。
オイル塗装は木材の自然な風合いを保ち、落ち着いた空間を演出します。
しかしながら、グラスの結露による輪染みに強くありません。コースター等の対策が必要です。
オイル塗装は、アルコールスプレーによる除菌清掃は避ける必要があります。


ウレタン塗装 100%艶


ウレタン塗装 50%艶消し


オイル塗装仕上げ


<エッジ加工>
手触りや安全性を考慮し、丸みを持たせた加工を施すことができます。
直線的なデザインから、より柔らかな印象を与える曲線加工まで、用途に応じた選択が可能です。







④ 導入事例


高田製材所では、飲食店カウンターに適した木材を多数取り扱っています。
以下はその一例です。

















⑤ 木材選びを成功させるために


飲食店のカウンター木材選びは、設計・デザインにとって重要な決定要素の一つです。
適切な木材を選び、加工・仕上げ・メンテナンスのポイントを押さえることで、長く愛される空間を作り出すことができます。
木材選びに関するご相談は、実績多数の高田製材所までお気軽にお問い合わせください。


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