旬の料理天ぷらみねまつ様

佐賀県佐賀市兵庫北にある、旬の料理天ぷらみねまつの店主、峰松様にお話をうかがいました。
落ち着いた雰囲気の店内。マホガニーの一枚板天板のカウンター席では、目の前で天ぷらをあげる姿を楽しむことができます。

インタビュー

カウンターを新しくされてどのぐらいですか？

2021年の11月24日からなので、3ヶ月ちょっとです。

カウンターを変えようと思われたのはなぜですか？

お寿司屋さんや和食・割烹、天ぷら屋など、ヒノキのカウンターのところが多いのですが、近年は、京都など食べ歩いた時に赤系統の木を使っているところが増えているんです。

白木一辺倒だったのが変わってきていて。
しかも、うちは天ぷらメインなので白木だと手入れが大変なんです。

高田製材所のことはご存じだったのですか？

お世話になっている大工さんが、高田さんとおつきあいがあるということで紹介してくださいました。高田製材所に見に行ったら、ショールームに加工済みの一枚板・天板が180〜190枚もあってびっくりしました。

それまで高田さんところのように、たくさん木を持っているところを知らなくて、インターネットなどで調べたらすごい値段で。とてもじゃないけど無理だと思っていたので、もっと早く知りたかったなと思いました。

そこで一枚板の現物を見て、サイズやイメージをお伝えして、社長に見立ててもらったんです。

赤い系統の木材をご希望でしたのでマホガニーと、ベージックな白木のイチョウの２種類で、サイズの合うものをご提案させていただきました。

マホガニーにされた、決め手はなんでしたか？

イチョウもちょっと迷ったんですが、京都のあるお店に行った時マホガニーを使われていて、ああ、いいなあと思って。
マホガニーに決めました。

お選びいただいたマホガニーは、アフリカ産の推定樹齢600年、直径2メートルぐらいのものです。

塗装の具合ではなく、木自体にすごく光沢があって目が細かくていい木でした。

さらに塗装でコーティングしているので、固く扱いやすいのではないでしょうか。
あんまりテカテカしないよう、落ち着いた雰囲気の塗装を施しましたが、本来の木持っている華やかなイメージが活きてますね。

マホガニーって国産はないんですよね？

国産はないです。
まあ、科目で言うとセンダン科なので、センダンという木は国産でもあるんですけど、こんなに緻密じゃないですし、やっぱり中南米産やアフリカ産とは違いますね。

ホンジュラスとかもありますよね。

よくご存知ですね。
ホンジュラスが昔から一番いいマホガニーなんですけれども輸出禁止になってまして、もう全然入ってこないんですよ。

お客様の反応はいかがでしたか？

お客様の半分の方はまず触りますよ。「いいねー」って。
トントントンと叩いてですね、「これ幾らしたと？」って。　笑

木に詳しい方は、「これ一枚板やったら300万円くらいやろ」とか。
「そのぐらいです」って答えてます　笑

そのくらい価値のある木材を、お値打ち価格で提供していただき、とてもありがたく思っています。何より、お料理が映えてお客様が喜んでくださいます。

いえいえ、こちらこそありがとうございます。
問屋などを通さない分、適正価格で提供できるんですよ。

木材を決めてから納品まで

峰松様が弊社にお見えくださったのが夏前だったんですよね。
通常は時間がないことが多いので、1ヶ月半とか2ヶ月で納品することが多いのですが、今回は余裕を持って仕上げることができました。

先ほどチェックしたのですが、L字の継ぎ目のところがピシャッと入って、裏の方もきれいに処理されていて安心しました。

弊社では、一枚板を材料で提供したり、お客様の希望される加工を施して納品することがほとんどなので、実際に設置された一枚板カウンターやテーブルを見る機会はそれほど多くないので貴重な機会をいただきました。