こんにちは。
新樹種が入荷、製材しましたのでご紹介いたします。
新樹種の入荷の知らせを聞いたとき、『カロフィルムって何?』と興味津々な私は、
『産地は?何科?比重は?色は?どんな木?』
早速、本やインターネットで検索♪新しい樹種はとってもワクワクします。
南洋材で産地は“パプアニューギニア”。
高田製材所では初の“オトギリソウ科”。
カロフィルム属は世界の熱帯に広く分布し約100種類!
比重は樹種により軽かったり重かったりと差があり、
今回入荷したカロフィルムの比重は“0.60”。
色は?どんな木?の疑問は製材してのお楽しみ♪
カロフィルム製材開始!
まずは玉切り(長さのカット)です。
赤身はキレイな桃色です。白太部分は狭く黄白色をしています。
白太部分は乾燥するとだんだん灰色を帯びてくるようです。
厚みは60mm、一枚板に製材しました。
丸太の半分まで製材をしたら“くるん”とひっくり返して、また背の方から製材します。
キレイな一枚板に仕上がりました。
カロフィルムの材面です。
木理は交錯しており、肌目は粗く、
製材や加工がしやすい木材です。
時に表面が毛羽立つことがありますが、
仕上り面は滑らかで強度があります。
カロフィルムの丸太を厚み34mmの片耳付き柾目挽きにも製材しました。
カロフィルムは建築材よりも家具材の分野でよく知られており、欠点が少ないので
幅広い用途に使用できる木材です。
脚物家具や家具用材、造作用材としていかがですか?
松江