色から木材を選ぶ ~デザインを彩る5種類の木材カラーガイド~

デザイナー・設計士にとって、木材選びは重要なプロセスの一部です。
木材の種類だけでなく、その「色」がプロジェクト全体の印象を大きく左右することをご存じでしょうか?
本記事では、木材の色に着目し、5つのカテゴリーに分けてその魅力や適した用途をご紹介します。
色彩がもたらす可能性を広げる参考にしてみてください。
目次
- 白い木材 ~清潔感と明るさを演出~
- 黒・茶の木材 ~高級感と落ち着きを提供~
- 赤・紫の木材 ~個性と力強さを強調~
- ピンクの木材 ~柔らかさと親しみやすさを表現~
- 縞模様の木材 ~動きと個性をプラス~
- 木材選びを成功させるために
1. 白い木材 ~清潔感と明るさを演出~
白い木材は、空間に清潔感や広がりを与える特徴があります。
<代表的な木材>
輸入材:ホワイトオーク、レッドオーク、ホワイトアッシュ、ハードメープル、ベイヒバ、ベイツガ、スプルース
国産材:クリ、ナラ、タモ、トチ、クス、イチョウ、ヒノキ
<用途>
ミニマルデザインの内装や、ナチュラルなオフィス空間におすすめです。白い木材は他の色とも調和しやすく、アクセントカラーを引き立てる役割を果たします。
<白い木材の事例>






2. 黒・茶の木材 ~高級感と落ち着きを提供~
深みのある黒や茶色の木材は、空間に重厚感や洗練さをもたらします。
<代表的な木材>
ウォールナット、アサメラ、モンキーポッド、チーク、ウエンジ、コクタン
<用途>
ホテルのロビーや高級レストランなど、上質な空間作りに最適。モダンデザインや和風建築にも馴染みます。
<黒・茶の木材の事例>





3. 赤・紫の木材 ~個性と力強さを強調~
赤や紫がかった木材は、視覚的なインパクトとエネルギーを空間に与えます。
<代表的な木材>
ブビンガ、サペリ、アフリカンマホガニー、パドック、パープルハート、パオローズ
<用途>
目を引くインテリアデザインや、家具のアクセントに最適です。特に暖色系の配色と相性が良く、温かみのある空間を演出します。
<赤・紫の木材の事例>





4. ピンクの木材 ~柔らかさと親しみやすさを表現~
珍しいピンクの木材は、空間に柔らかくユニークな印象を与えます。
<代表的な木材>
チェリー、ヤマサクラ、ボセ、ニヤトー、カロフィルム
<用途>
子ども向けの施設や、柔らかな雰囲気を求める空間におすすめです。女性向けの商業施設のインテリアにもぴったりです。
<ピンクの木材の事例>


5. 縞模様の木材 ~動きと個性をプラス~
縞模様が特徴的な木材は、視覚的な興味を引き、ダイナミックな印象を与えます。
<代表的な木材>
ゼブラウッド、ベリ、エビアラ、ニューギニアウォールナット、シマコクタン
<用途>
スタイリッシュな家具や壁面装飾に。現代的なデザインと融合させることで、唯一無二の空間を演出できます。
<縞模様の木材の事例>



6. 木材選びを成功させるために
木材の色はデザインの基調を左右し、空間全体の印象に大きな影響を与えます。
高田製材所では、色だけでなく、質感や木目などの特徴を考慮した木材選びをサポートしています。
デザイナーや設計士様のプロジェクトに最適な木材を見つけるお手伝いをいたします。
ぜひ一度ご相談ください。