ニュースレターvol.02
社長あいさつ北海道旭川よりナラ、タモ、マカバなどの
丸太が入荷しました。
2月下旬に、北海道旭川の木材市場に買い付けに出向きました。
22日の昼に現地に到着し、その日の午後と翌23日の一日半かけて約1万本、ロットになっているものもあるので2500品ほどを下見しました。そして24日に入札。
旭川の木材市場では、海外(アメリカ)からの材も多少ありますが、基本的には北海道産のナラ、タモ、マカバ、クルミ、サクラなどがメインで、この時期はナラが多く出品されます。
これまでナラは、家具・フローリング・ツキ板などに使われることが多かったのですが、ウイスキーブームによりウイスキーの樽用として買い占められ品薄状態になっています。
海外ではウイスキーの樽にホワイトオークが使われますが、日本ではミズナラが使われるためです。
これまで輸入材を使っていた業者や業種が、輸入材の品不足や価格高騰により、国産材にシフトしてきたため、他の国産材の価格も上昇傾向にあります。
昨年より二割ほど価格が上がっている印象でした。
旭川からの国産材に加え、名古屋港からチェリー、ホワイトオーク、ウォールナット、スプルースなどの丸太が、3月にトレーラー3台分入荷しました。
第2回社内勉強会 森林・林業・木材加工業について
保護・保全の管理対象となる保存林・保安林を除く多くの森林では、植樹、除伐、間伐などの適切な森林経営を通して樹木を育て、樹木が利用に適した大きさになった時に伐採して林外に搬出し、人間の生活に用いるというサイクルを繰り返しています。今回は森林・林業・木材加工業について学びました。
01.木材はどのように使われている?
伐採した木はすべて製材に使われるわけではありません。
日本で使用される木材のうち、製材用は約30%です。一番多いのが紙の材料になるパルプチップで約40%、合板材約13%、燃料材約13%、残りがその他です。
製材用材の8割が建築用材として使われるほか、家具、建具などの内装用、屋外で用いられる外構材として幅広く使われます。
02.木を伐採するのは森林破壊につながる?
若い木の方が二酸化炭素をよく吸収し、老木になっていくと吸収量が減ります。
つまり、老木を伐採する(切る)→使う→植える→育てるというサイクルが必須です。伐採することが必ずしも森林破壊につながるものではありません。
しかし、天然木はできるかぎり保護し、人工林は適正なサイクルで管理することが持続、循環の鍵になります。
その他にも、木材の構造や含水率についても学びを深めました。詳しい内容は勉強会ページよりご覧いただけます。
納品実績のご紹介
白木をご希望のお客様へ、長さ6.7mの檜(ヒノキ)材をご提案。
木口から割れが入っていましたが、割れが広がらないよう、埋め木やボルトジョイント等で加工し、白木のまま納品することができました。
ほぼ無節のキレイな檜(ヒノキ)カウンターに仕上がり、お客様にも満足いただけました。