内装材として好まれる『バルサム』と『スプルース』を造作材に使うメリットとは・・・他
写真は、お客様よりご提供いただいたバルサムを使用したドアと枠です。
上残150mm幅、下残が200mm幅で仕上げてあり、アテの木目が際立ってキレイです。
濃いめに着色されていますので、パッと見た限りではバルサムだと気づきません。
ドアも枠も同色で塗装されており、とてもシックな感じに仕上がっていました。
今回、建具材だけではなく、内装材として活躍している木材をご紹介いたします。
内装材として好まれる“バルサム”製材
バルサムは安価で加工性がよく、塗装の乗りがよいことから、枠材や巾木などの内装材として好まれます。集中力向上や血圧を低下させてリラックス効果をもたらすテルペン(樹木が発する香り物質)を多く放散するので内装材としておススメです。
また、黒スジ(カスリ)の少ないバルサムは建具材としても使用できます。
“スプルース”を造作材に使うメリットとは・・・
スプルースのメリットは造作材として柾目で幅広い板を使うことができる!ということです。
弊社では直径1m~1.2mのスプルース原木を製材していますので、広いものでは幅600mm近い柾目材が取れます。さらに、スプルースの白い色をいかして白木で。また、塗装との相性も良いので着色してもお使いいただけます。
スプルースは建具材として最も多く使用される木材です。
建具枠も同材で揃えることで全体的なバランスも取ることができます。
“米松(ベイマツ)”厚み42mm、20mm ピーラーを製材。
窓枠、軒天、ドア枠用に、最近人気があり、オススメ材の中の一つに米松(ベイマツ)があります。
米松(ベイマツ)の持つ脂分が、耐水性にも役立ちます。
また、施工直後は薄いピンク色なのですが、経年変化により落ち着いたあめ色になります。
厚みも2種類、ご用意しましたので、枠は勿論、羽目板にもご使用いただけます。
“米檜葉(ベイヒバ)” 1-1/2インチ(38mm)入荷。
米檜葉(ベイヒバ)は、ヒノキチオールを含んでおり、木自身で健康を保ち、虫や湿気から守ります。ヒバの切り粉の中にシロアリを入れると死んでしまうといった効果があります。しかし人体には無害です。こういった特徴からも、土台用に適した木材と言えます。
先日、工務店様より幼稚園、新築現場の格天井用に米檜葉(ベイヒバ)材を購入していただきました。
また、米檜葉(ベイヒバ)を使用した建具の施工写真を見ていただくと色が統一されているのがわかります。
米檜葉(ベイヒバ)は丸太ごとの色の差が少ないので共木材でなくても概ね色合いは均一です。
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(有)高田製材所 TEL 0944-87-6568