高田製材所の日常をお伝えいたします。

アサメラ 大型テーブル vol.2

こんにちは、営業の田中です。

1月27日にブログで紹介をした「アサメラ 大型テーブル」の続編です。

製材主任と一緒に板厚を製材しベルトサンダーで研磨したあと、木裏に反り防止の金具埋め込みと割れ進行防止のためにブビンガで契り加工を施しました。


アサメラ 一枚板

アサメラ大型テーブル


反り防止プレート埋め


アサメラ一枚板 カウンター加工

割れ進行防止のためにブビンガで契り加工


塗装はウレタン全艶消しで重厚感ある仕上がりです。



重量は500kg以上の長尺幅広特大カウンター。

自社での作業や外注先への搬入搬出、出荷前の荷造り準備も大人数で取り掛かり。


アサメラ一枚板 カウンター加工

工場長と塗装会社より搬出


無事に指定日に関東のお客様までお届けする事が出来ました。
H様、この度はご注文いただき誠にありがとうございました。

高田製材所では新たにワイドサンダーの機械を導入いたしました。
ワイドサンダー加工までや、大川の協力業者にて今回のような塗装や反り止め加工などオーダー加工後の発送が可能です。

ぜひご相談ください。


アサメラ 大型テーブル

こんにちは、営業の田中です。

アサメラNo.815-7を使用し大型テーブル製作の相談をいただきました。
105mm×1060mm×7400mmを最大サイズで製作して欲しいとの相談です。
これまで私が携わった中でも最も大きいサイズで、仕上りは85×1060×7200mmを想定しています。



まずはベルトサンダー加工の前にネジレや反りをなくすために製材し直します。
理由はネジレた板をサンダー加工するとネジレたままの状態でサンダーが掛かるからです。
アサメラは狂いが少ない木材ですので、この大盤も大きな反りはなく約95mm前後で平面が出ました。


アサメラ 一枚板

厚みネジレ製材、厚み105mm→95mmにしました。


その後ベルトサンダーで4時間かけて86mmまで加工。


アサメラ 一枚板

♯120サンダー加工の様子


アサメラは桟積みしていた部分の跡が残りやすい木材です。
研磨した状態では跡が残ってないように見えても塗装後に浮き出ることがあります。
なので、表面を軽く濡らしたタオルで何度も何度も拭きながら桟積み跡が残らないよう、且つ板が薄くなり過ぎないようにチェックし仕上げました。


アサメラ 一枚板

♯120サンダー加工後


この後は反り防止金具を木裏に埋め込み、ウレタン塗装となります。

続きはまた次回。

アサメラについてはこちら >>


人々を魅了する、屋久杉の魅力とは?

こんにちは、入社3年目の武下です。

前回は屋久杉の入札の様子をご紹介しました。
今回は、屋久杉の特徴や魅力についてお伝えしたいと思います。


屋久杉(ヤクスギ) 丸太

数ある木材の中でも、屋久杉はナンバーワンと言っても過言ではないでしょう。
世界中の木材を扱っている社長にとっても、屋久杉は特別な存在のようです。
「屋久杉は格が違うばい」と言います。



屋久杉は、標高500メートル以上の山地に自生し、樹齢1000年以上のものだけが「屋久杉」と呼ばれています。また、1000年未満のものは小さい杉ということで「小杉(こすぎ)」と島の人たちは呼んでいるそうです。

雨の多い気候で育つ屋久杉は、成長スピードが遅いため、木目が非常に緻密で樹脂分が多いのが特徴です。そのため、虫にも強く、腐りにくく、耐久性があります。
その昔、豊臣秀吉の命により大阪城築城の際に屋久杉が伐採されたり、島津藩が年貢として幕府に納めるなど、昔から貴重な木材として珍重されてきました。

そんな屋久杉を買い付ける時、社長はどんなところを見ているのでしょうか?
聞いてみました。

「屋久杉は、皮を見るだけで木目がわかるたい」と、社長。
よーく目を凝らしてみると、確かに!皮に木目がうっすら浮かんでいます。
(実は最初は、表面が腐っているんじゃないかと思いました)




「断面図もわかりやすいとよ。これは製材すると、光沢が出てくるばい」
これはわかりやすい!白い部分がすでにキラキラしていますよね。




緻密な木目、キラキラとした光のようなツヤなど、屋久杉ならではの表情は、屋久島という大自然が育んできた天然の芸術作品のようで、いつまでも眺めていたくなるほど。ファンが多いのも頷けます。

さて、そんな屋久杉ですが、今回仕入れたものは4〜5年は弊社で寝かしておく予定です。今や貴重な屋久杉たちは、はたしてどんなお客様の手に渡るのでしょうか。買えるお客様がとても羨ましいです…


超貴重!屋久杉の入札

こんにちは、入社3年目の武下です。
今回は10月に行われた、とっても、とっても貴重な屋久杉の入札についてご紹介しようと思います。


屋久杉(ヤクスギ) 丸太

入札の様子です。


どうして屋久杉の入札が貴重なのか、みなさんご存知ですか?

実は、2001年より屋久杉立木の伐採は禁止されています。
1993年に屋久島が世界遺産に認定されたことをきっかけに、屋久杉の伐採に制限が設けられ、2019年3月をもって屋久杉国有林の搬出は終了しました。

ということは、これ以上、屋久杉の丸太が木材として市場に回ることが、基本的にはないということです…

今回10月に鹿児島で行われた入札には、昨年5月の大雨により倒木した屋久杉「災害復旧支障木」が130本ほど並びました。約1年半ぶりに行われる入札とあって、社長はとても嬉しそうでした。



写真をご覧ください!一面に屋久杉がずらりと並ぶ姿は、ただただ圧巻です。
眺めているだけでも、屋久杉ならではの甘い香りが漂ってきそうです。



さて、今回の入札の結果はどうだったのでしょう?

社長曰く「高田祭りだったばい!」と笑顔で教えてくれました。

どうやら理想通りに買い付けができたそうです。こんなに理想通り買えるのは、実は年に数回あるかないかとのこと。コロナの影響もあり、業者さんの購買意欲があまり湧かなかったこともどうやら関係しているようです。



最後に、社長が撮影してきた、臨場感たっぷりのセリの様子をお楽しみください。
一般の人ではまず見ることのできない、貴重な動画です。



とても珍しい!九州産のトチ

こんにちは。今月からブログをはじめさせていただく、高田製材所入社3年目の武下です。

どうぞよろしくお願いします。

 

早速ですが、この木材がなんだかわかりますか?



答えは、「トチ」です。

9月に熊本で行われた市場の最大の目玉で、社長が一目見た瞬間「これはぜひ手に入れたい!」と思い、見事に競り落としてきたものです。

長さは約5メートル、幅は約1.5メートルの「トチ」を目の前にすると、その迫力に思わず言葉が出ません。



材木に詳しい方はご存知だと思いますが、「トチ」の主要産地は、東北や信州、北陸。つまり、寒い気候のところがメインです。

ということで、今回ご紹介する九州産の「トチ」は、数年に一度出るか出ないか、とても貴重な存在なんです。ちなみに、こちらは大分県竹田市のもの。温暖なイメージがある九州ですが、大分県竹田市は山間部にあるため、冬はかなり寒く頻繁に雪も降ります。だからこそ、こんなに立派な「トチ」が育ちます。

九州産の「トチ」と、ほかの産地の「トチ」で、一体何が変わるんでしょうか? ふと疑問に思って私は、社長に聞いてみました。

すると 「ん〜、同じトチやけんね。そげん違いはなかとよ」とのことです…

材質には変化がないそうですが、自分が生まれ育った九州で「トチ」が出たと聞くと、「これはぜひ手に入れたい」と熱くなってしまうそうです。「トチ」は人気の木材なので、弊社でも取り扱いが多いのですが、九州産のものが珍しいということを今回はじめて知りました。

 

次回のブログでは、「トチ」の製材についてご紹介します。